今年一月三十一日に創刊したPERMANENTも早いもので、お陰様で四号目を無事に発行することが出来ました。
一号目から少しずつ共感の輪が広がり、回を重ねるごとに読者の皆様、ショップ・書店の皆様との繋がりが強くなるのを感じております。
PERMANENTはご存知の通り、グルメを言い立てる冊子ではありません。勿論、美食はPERMANENTが関心を持つテーマの一つではあります。しかし、取り立てて私たちの心が騒ぐのは、食を巡る真摯な風景ではないか。四号目を数えて、あらためてそのように感じています。これまで私たちが取材してきた方々は、誰にも頼まれず自分自身が信じることを、日々の根が少しずつ這うように続けている。食卓の風景やたべものの素顔には、飾り気のない無垢な時間が流れていたと思います。その光景の中で、私たちは出来るだけ気配を殺し空気と同化しながら静かに眺めていました。そのような時間を分け与えて頂いた皆様に感謝しています。来季からのPERMANENTは、一年間を通じてある反省や理想を少しでも反映できるよう努めて参りたいと思います。これからも読者の皆様、そして小売店様の変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

◎巻頭特集「心の結び目」
熊本市内にあるセレクトショップ「ロータス」では、オーナーの西岡直美さんの呼びかけで、お昼ごはんにスタッフそれぞれが用意した手作りのお弁当を食べている。何故、西岡さんは手作り弁当にこだわっているのか。「出来る限りで良い。自分が食べるものに責任を持って貰いたい」。始めた切っ掛けは一〇年前に遡る。

◎たべものの素顔「かちがある」
大豆の一人一日あたりの消費カロリーは世界第一位。にもかかわらず、国内自給率は二割を切り、輸入価格は高騰し、ここ十年で倍に。さらにはTPPという問題を前にして、日本の大豆事情は大きな岐路に立たされている。佐賀県吉野ヶ里町で無農薬無化学肥料の大豆づくりを行う大隈さんを訪ねた。

◎食卓の風景「See More Glass」
フレッシュなフルーツジュースやオーガニックグラノーラ、ジンジャーコーディアルなどの製造販売を行う『 Fructus 』のオーナー、成田博昭さん。食を見直すことで体調の変化を実感し、健康なお子さんを授かったという話を聞き、どうしても成田家の食卓を見てみたいと、東京から移住した福岡市のご自宅を訪ねた。妻・愛子さんの丹精込めた料理が食卓に並ぶ。

◎オンラインショップ

http://permanentbros.com/online-store/magazine

◎取扱ショップ・書店リスト

http://permanentbros.com/shop-list

※一部ショップ･書店の入荷は遅れる場合がございます。
予めご了承ください。